micsora
今回、同じく東京から演劇祭に参加した
小林四十(よんじゅう)さんは石巻渡波ご出身。
一人芝居の時だけ四十さんというお名前で
ふだんは小林大介さんという名前で活動されている。
四十さんには昨年4月頃、お元気かしらとLINEしてみた。
いしのまき演劇祭のポスター
四十さんは役者活動と並行して介護のお仕事を
されているので、さぞかし大変なのではと心配だった。
お聞きすると実際の現場自体は大きな変化があることはなく
日々の仕事を粛々と全うされているとのこと。ほっ。
しかし、患者さんが高齢なので自分が感染して
移してしまわないかというプレッシャーは
常々あるとおっしゃっていた。
先日、約8ヶ月ぶりに、今度はお電話してみた。
お声を聞くと少しの懐かしさと親戚のお兄さんと
話せたような不思議な安心感。
現在の四十さんは、コロナになっても特に大きな
変わりはなく介護の仕事を続けていて
「感染させちゃいけないという気持ちは相変わらずある。
ただ、万全の対策はしているが以前ほどの緊張感は
薄れたかも」とおっしゃっていた。
そりゃそうだ。むしろあの3月、4月に味わった
緊張感が続いてたら心もカラダも持たない。
私だったら家で呑んだくれてあっという間にアル中一直線だ。
▶ 四十さんの新たな挑戦
四十さんのyoutube
そんな中、四十さんは昨年から新たなチャレンジをされた。
まずはyoutubeチャンネルを立ち上げ、
そこには一人芝居などの作品などが並ぶ。
と同時期にTwitterで毎日短い動画をアップ。
四十さんは2020年6月24日から毎日私たちに語りかけてる。
いやいや、毎日って大変ですよほんとに。
四十さんがご自身に課したルールは3つ。
1.人を傷つけるような事はツイートしない
2.エンターテイメント性は気にしない(続かなくなるから)
3.カッコつけない(余計カッコ悪いから)
(四十さんのtwitterより)
1分足らずの動画なのだが、その言葉どおり
カッコつけた四十さんは出て来ないし
エンタメ感は、、ない(笑)
でもその日常感が心地いい。
こういう男性は多少すっぴんでも、
髪の毛コテで巻いたりしてなくても
マスカラばっちりおめめで
上目づかいで喋らなくたって
それでも可愛いって言ってくれるんじゃないか。
違うのだろうか。
意外とそれとこれとは別だったりするのか。
いかん、私の脳内ひとりごとが漏れてしまった。
話を元に戻そう。
中には映画の話や思わず笑ってしまうもの
へええと思えるものもある。
時折ジーンとくるのもあって、ある回には
「悲しい時は逃げていい。」と語っていらして
この言葉はなんだか心に沁みた。
悲しいことがあると踏ん張ろうとするし、
大人なんだから向き合わなきゃって思ったりするけど、
でも時には逃げてもいいよね。
逃げてもどうせ追っかけてくるんだもの。
悲しみの風に真っ向から立ち向かわずとも
去って行くまで背中で受け止めて流してもいい。
https://www.youtube.com/channel/UCzFAeLqt-3o12wmYQuULECw
そして!
四十さんは今年4月にひとり芝居を上演されるという。
小林四十の一人芝居
『家族とコロナと』
2021.4/23(金)、24(土) @池袋シアターグリーン
コロナと共に暮らす。小林四十が思う、これが本当の「WITHコロナ」
チケットの予約、お問い合わせ
その時にTwitterやyoutubeを見てくれた新しいお客さんが
見に来てくれたらいいなと話してくださった。
私も、もちろん行きますよ、四十さん。
それにしても毎日、はやっぱりすごい。尊敬です。
ひとり芝居チームと龍汰さん